
3rd_W_Ver2.605 概要
概略
Exit_AIを搭載したことにより成熟し安定したトレードが可能となりました。
3rd_Wは、前日のプライスアクションをトリガーとして、PA発生後のエントリーはEntry_AI(学習済・経済指標判断)と 搭載ロジック(RSI・ダイバ-ジェンス)でエントリーをします。
エントリー後は、Exit_AIによりAI判定で決済・損切りを行います。
又、従来と変わらず通知を利用してボタンクリックで裁量トレードも行えます。
・取引はm5チャートで行います。
・トレードは1エントリー1決済です。
・デフォルトではナンピン2回(マーチンなし)です。(変更できます)
・取引回数は月間2~9回程で、しっかりとチャンスを待ってトレードを行います。
※3rd_AIとの併用により、OpenAIとのリアル経済指標判定も連携できるようになります。
手法自体はとてもシンプルで、プライスアクションと移動平均線とボリンジャーバンドとフィボナッチを使用します。エントリエリアはフィボナッチの範囲内で行い,トレンド相場になるとプライスアクションの特性を生かし、レンジ相場だとボリンジャーバンドを使い小さく積み上げます。どちらの時も、移動平均線を活用しトレンドを把握していきます。
1・システム構成
〇構成
メインEA  3rd_w_Ver2.602
トレードEA 3rd_Enry_EA
の2構成で運用します。
〇情報の配信
配信する情報は、通貨ペア・プライスアクション・方向・期待度です。
19通貨の内、プライスアクションが検知できたものを、ブッシュ通知・ディスコード通知を1時間毎に行います。
〇強制決済
3rd_wには通貨ペアボタン、ストップボタンが標準にセットされています。
ストップボタンは3rd_w発注した取引のみ決済します。
(急激な相場の変動時に活躍します)
〇3rd_Enry_EAでのトレード(裁量)
通知後、その通貨ペアのトレードをする事を決めたら3rd_wの画面内の通貨ボタンをクリックします。
クリック後、3rd_Enry_EAが起動します。
3rd_Enry_EAはトレール機能、建値SL機能、各SMA、Fiboをあらかじめ表示しています。
高精度のデータベースを見て書き込みエントリーをするので、ほぼ毎日、利益の獲りやすいポイントとタイミングを狙えることができます。
〇ユーザーの戦略ににより
画面上の数値記入後buy&sellをクリックしワンクリックトレードや、指値ボタンをクリックし数値記入後、指値注文トレードができます。
注意!
※スマホからのトレードは3rd_w_Ver1.2を通さないので通常の裁量取引になります。
※同上の理由でトレール,建値SL,TP,SL使えませんのでTP,SLは入力や操作が必要です。
3rd_Enry_EAは、紹介するロジックでも、ご自身の得意なテクニカルでも取引が出来ます。
2・3rd_W_Ver2.604の通知ロジックの概要
〇お知らせする通貨ペア(29種)は以下の通りです
ドルストレート(7種)
USDJPY・EURUSD・GBPUSD・AUDUSD・NZDUSD・USDCHF・USDCAD
クロス円(6種)
EURJPY・GBPJPY・AUDJPY・NZDJPY・CHFJPY・CADJPY
クロス通貨(6種)
EURGBP・EURCAD・EURNZD・GBPAUD・GBPCAD・AUDCAD
〇お知らせするプライスアクション(PA)は以下の通りです。
アウトサイドバー(陰・陽)
エンゴルフィンバー(陰・陽)
はらみ足上
はらみ足下
買いのピンバー
売りのピンバー
毛抜き底
毛抜き天井
アセトラブレイク
ディセトラブレイク
フラッグブレイク上下
持合ブレイク
3・3rd_Enry_EA(裁量用)の概要
〇トレーリング
トレーリングをtrueと入力(その他の文字でOFF)
ユーザーがTPを指定していもトレーリング注文が優先されます。
この判断により一方向に推移するトレンド相場に有効で利益を伸ばす時に有効です。
〇トレーリング幅
トレーリングする幅を入力します。
初期置は、10ipsと表示されます。
〇利確幅(TP位置)
トレーダーが指定してください。
初期TP位置は、50pipsと表示されます。
空欄であれば、前日の値幅が利確位置になります。
※3rdシステムは、前日の値幅を狙うトレードロジックの為、前日の値幅が利確幅となります。
〇損切幅(SL位置)
初期置は、50ipsと表示されます。
トレーダーが指定してください。
初期SL位置は、FIBO=0.618より先の50pipsと表示されます。
空欄であれば、FIBO=0.618がSL位置になります。
※3rdシステムは、FIBO=0.618が最終ラインとなるトレードロジックの為  SLの位置基準がFIBO=0.618となります。
〇建値SL
初期置は、10ipsと表示されます。
トレーダーが指定してください。
指定しエントリ後、損益、プラス○○pipsで建値SLに変更します。
※結局0になることもあれば今の含み以上の利益になる場合もありますが、基本的には設定値は0又は空欄で構いません。
〇取引ロット
初期置は、0.01ipsと表示されます。
トレーダーが指定してください。
十分に資金管理をしてロット数を決めてください。
※定率法からの算出を推奨します。
4・パラメータ

〇3rd_Wのパラメータ
マジックナンバー        100と表示されます。又は3桁以上の数字
決済スリッページ          10と表示されます。又は3桁以上の数字
トレンドを把握するSMAの時間足=   3h推奨
トレンドを把握するSMAの期間 = 200推奨
曖昧さの幅=           20推奨
サフイックスの入力=       口座の種類でサフイックスの入力
ゴールドのスペル=      XMであればGOLD
WebRequest
Discoad webブックURL=   ディスコードへ通知させる場合に記入
表を表示させる=       true・falseで選択
CSVのファイル名=      デフォルトのまま
経済指標ファイル名=     デフォルトのまま
 ※バックテストで必要になります。
CSVの最大行数=       読み込むcsvの行数の指定
自動売買の設定/////
自動売買を実行する=     true・falseで選択
3rd_AI出力モード=      true・falseで選択
 ※3rd_AIをお持ちの方は、trueにするとOpenAIとのリアル経済指標判定も連携できるようになります。
AI用のマジックナンバー=   マジックナンバーの入力
EA名=            わかりやすい名前の入力
マジックナンバー=       マジックナンバーの入力
初期エントリーロット=    単利でのトレード時に入力
csv記載のロット自動計算=   複利でのトレードを選択したい場合にtrue
 ※証拠金が10万円増えるごとに記載ロットが増えていきます。
ナンピンしない=       trueでナンピン無し
SMA~BB=          デフォルトのまま
スプレッドフィルター=    基本はfalse
エントリー停止フィルター=  デフォルトのまま
 ※だましを回避する時間帯です。
機械学習分析を使用する。=  true
対象重要度=         デフォルトのまま
Ai-Exit機能を使用する。    true
 ※CSV記載のTP・SL値が最大値となります。
買いの閾値=         35(デフォルトのまま)
売りの閾値=         35(デフォルトのまま)
 ※例)Buy0.34、Sell0.33、Hold0.33ならBuy予測
~~~3rd_Enry_EAに関する事~~~

マジックナンバー        3rd_w_v1.2と同じで大丈夫です。
決済スリッページ        3rd_w_v1.2と同じで大丈夫です。
〇トレードパネル
Sell・Buyボタン         ワンクリックトレードをします。
指値ボタン           指値トレードをします。
トレーリング初期値は      trueと表示されます。
トレーリング幅(pips)     10pipsと表示されます。
利確幅(Pips)         50pipsと表示されます。
損切幅(Pips)         50pipsと表示されます。
建値SL(Pips)         10pipsと表示されます。
ロット             0.01pipsと表示されます。
※エクセルデータベースの数値入力が推奨です。
~~~定型チャート色に関する事~~~
色・線種は変更できます。
取引のない時に本体のProfilesフォルダー→Tenplatesフォルダー→から3rd,tplを立ち上げ右クリック→インディケーターリストで変更したいインディケーターを選択し変更し上書き保存をします。
パラメータCSV

パラメータCSVに取引に関する情報が記載されています。
列A= インデックス
列B= 通知をさせる・自動売買をさせるPAに”R"と入力
 ※3rdはRを消すことで、通知・自動売買をしなくなります。
列C~列AJまでは通知に関する内容です。
---自動売買で必要な情報---
列AK= 最終ポジションからの保持時間(分) で強制決済時間を”分”で入力
列AL= 開始指示をFibo及び即時で指示
列AM= 取引するブローカーの通貨ペア毎にスプレッドをポイントで入力
列AN= ナンピンするしないをTRUE及びFALSEで指示
列AO= マーチン倍率を指示
列AP= ナンピン時TPを指示
列AQ= ナンピン回数を指示(10回まで指示が出来る。0で無)
列AR= ナンピン間隔を指示
列AS= SMAタッチ決済するしないをTRUE及びFALSEで指示
列AT= BBタッチ決済するしないをTRUE及びFALSEで指示
列AU= 重要指標で停止するをTRUE及びFALSEで指示
列AV= 重要指標後で開始する時間を”分”で指示をする
列AW= 重要指標前で停止する時間を”分”で指示をする
列AX= 年末年始て停止するをTRUE及びFALSEで指示
列AY= "0"で無効、"1"でON、年末で停止する時間を”日付”で指示をする
列AZ= 年始で開始する時間を”日付”で指示をする
列BA= トレ ールをTRUE及びFALSEで指示
列BB= トレ ー幅を記入
列BC= 利確幅を記入
列BD= 建値 SL値を記入
 ※列BE~BTまで繰り返し、曜日ごとの数値を記入
列BU= 損切幅 SL値を入力
列BV= 証拠金が10万円の時のLot Sizeを記入
6.バックテスト


1. 概要
初期証拠金:100,000円
総損益:+66,268円
最大ドローダウン:9,678円(7.50%)
プロフィットファクター (PF):2.69
取引数:238(約定476)
勝率:73.95%(ロング84.21%、ショート70.72%)
期待利得:278円/取引
リカバリーファクター:5.79
シャープレシオ:6.49
平均保持時間:10時間2分
2. 強み
高い勝率と効率性
勝率は約74%と非常に高く、PF2.69と優秀。勝ちと負けのバランスが安定している。
リスク管理が良好
最大ドローダウンは7.5%に抑えられており、資金管理の観点からも安心できる水準。
トレードバランス
ロング・ショートとも高い勝率を維持しており、片側に依存しない安定設計。
3. 注意点
総利益は控えめ
約3年間で+66,268円と大きな伸びではなく、収益は「安定型」。短期で資産を倍増させるEAではない。
リスクリワード比の課題
平均勝ちトレード+599円に対し、平均負けトレード-631円と損失の方がやや大きい。勝率の高さでカバーしているが、改善余地あり。
保持時間が長め
平均保持時間が10時間超であり、スキャルピングというよりデイトレ寄り。回転率は低め
4. 総合評価
「3rd_w」は 安定型・守り重視のEA。
勝率7割超・PF2.69・DD7.5%という数字は、長期運用の安心感を裏付けている。大きなリターンは狙いにくいが、資産を着実に積み上げる用途に適している。
特に「長期安定成長を重視するユーザー」や「複利運用のベースEA」として有効。
改善点としては 損失の抑制(リスクリワード改善) が挙げられる。